〜 第2回 〜

(平成15年1月19日、於 市民会館第1ホール)

テーマ
   
   
  「こどもの夢をささえる大人の役割ってなんだろう?」
   
 
目 的
   
   
  「こどもの参画を促す大人の役割に関する理念と態度の理解」
   
 
参加者
   
56

[内訳] 市民参加者 42 (女31名、男11名)
  市関係者 9  
  事務局 5  
  ファシリテーター:進行役
インフォーマント:話題提供者
マネージャーほか
   
タイムテーブル
   
12:45
受付開始
13:05
ワークショップ開始
 
前回のふりかえり
13:10
やること紹介
13:15
コミュニケーション・ゲーム
 
自己紹介ゲーム
進化論ゲーム
13:35
「今どきの子どもの夢ってなんだった?」
  (宿題発表)
14:10

「子どもの夢に対する大人の態度Q&A」

 
質問シートに解答
15:10
休憩
15:25
リフレッシュメント・ゲーム
 
暗号解読ゲーム
15:45
「子どもが語る夢に対する大人の態度ロールプレイング」
16:35
「子どもの参画やアクション・リサーチのプロセスを具体例で語ろう」
 
参画のはしご・参画の車輪
「ビッグバンの事例」
「世田谷子ども商店街」
16:55
「アクション・リサーチのモデル紹介」
17:05
自己評価シート配布
  ワークショップ終了
  感想シート記入
   
第2回ワークショップのねらい!
   
 
 第1回目のワークショップで考えた「子どもの夢を支える側の大人たちの役割」のあり方や、
子どもが、自分から社会的な活動に参画していくことをうながす時の大人の接し方などを、
体験的に学びました。
 この学びは、単に現在の日常での子どもとの接し方を学ぶというだけではなく、
この施設が創られる過程で、またはオープン後の施設を活用したそれぞれの活動団体での
子どもとの関わり方や、ボランティア・サポーターとしての取組みで活かされるあり方を試み、
施設運営の準備の機会にもしたいと考えて行いました。
   
内 容
   
 
STEP1
「今どきの子どもの夢って何だった?」
   
 
>> 前回ワークショップ時に出された宿題「子どもの夢を聞いてみる」。宿題をやってきた人の体験談をもとに、グループで子どもに接するときの態度とその反応などを話し合った。
   
  子どもの夢・ゆめ・a dream・・・・。(子ども達の生の声です)
  資格を持った職員/人の役に立てる仕事/ハリケンジャーのイエロー/野球選手/パン屋さん/たこ焼き屋さん/メジャーリーグに行く/ロボットとの交流/プロバスケットボールの選手/ロボット博士/自動車整備士/宇宙旅行/世界の人との交流/マンガ家/親や大人に管理されない自由な場所と時間の中でいろいろやってみたい/お店を開く/学校のイラストコンクールで大賞をとる/プロボクサー/科学者(化学者)/立派な大人/おもちゃを買ってほしい/トーマスにのりたい/スケバンになりたい/看護婦さん/消防士さん/かっこいい人/自分の納得のいく生き方をしていく
 

   
STEP2

「子どもの夢に対する大人の態度Q&A

 
>> 参加者に5つの質問が出されました。
   
 
Q1 子どもが早くから自分の夢をもつことは?
  A.良いことだ A.良いことではない
   
Q2 子どもが夢をかなえる途中では、失敗や挫折の経験は?
  A.必要だ A.必要でない A.どちらともいえない
   
Q3 子どもの夢がとうてい実現不可能だと思った時は、大人は?
  A.止めるべきだ A.止めるべきでない A.どちらとも言えない
   
Q4 子どもが自分の夢を実現するため、人を押しのけなければならなくなったら?
  A.自分の成功をつかむべきだ A.自分の行動はひかえるべきだ A.どちらでもない
   
Q5 子どもの夢をかなえるために、大人はできる限りの準備を?
  A.整えるべき A.整えるべきでない A.どちらでもない
   
   
 
>> 回答
   
 
Q1 A.良いことだ 44人
A.良いことではない 0人
Q2 A.必要だ 41人
A.必要でない 1人
A.どちらともいえない 2人
Q3 A.止めるべきだ 4人
A.止めるべきでない 38人
A.どちらとも言えない 2人
Q4 A.自分の成功をつかむべきだ 30人
A.自分の行動はひかえるべきだ 7人
A.どちらでもない 8人
Q5 A.整えるべき 22人
A.整えるべきでない 16人
A.どちらでもない 7人
   
 
どおしてこの答えを選んだか?ワケを聞いた。
多くの人の様々な意見・・・。
自分では見落としていた視点・・・。
高校生の意見に耳が痛い・・・
親の有り難みが判る・・・。
正反対の意見でも、思いは同じ・・・。

単純そうでも、いろんな人々の目、考え方で全く違う結果になってしまいます。
 

   
STEP3
「子どもが語る夢に対する大人の態度ロールプレイング」
 
子どもの希望に大人は全部「No!」で答える。
子どもの希望に大人は全部「Yes!, But!」で答える。
子どもの希望に大人は全部「Yes!」で答える。
   
 
>>

2人1組になり、大人役と子ども役を交互に行う。
子どもの様々な夢に対する聞く側の大人の態度(接し方)で子どもの気持ちは大きく違ってくるはずです。
相手の対応でどんな気持ちになるのか?どんな展開になるのかを、ゲーム形式でシミュレートしました。

   
 
「No!」は自分の全部が否定される!
「No!」にも矛盾が生じる。
「Yes!, But!」は日常で一番よくやっている事。かも。子どもが一番頭にくる。むかつく。
「Yes!」最初は気持ちが良い。真剣に考えてくれているか不安!
 

   
STEP4
「子どもの参画やアクション・リサーチのプロセスを具体例で語ろう」
 
子どもたちの「やりたい気持ち」を支える大人になるために・・・
   
 
>> 子どもたちが意欲を保ちながら、社会に参画することはとても重要なことです。
それを支える大人の役割を考える上で、次の3つの概念が参考になります。
   
 
「参画のはしご」
 
出典:ロジャー・ハート著「子どもの参画」 2002年発行 萌文社
※詳しくは、PDF版を参照
   
「参画の車輪」
 
出典:ECPAT international, IYP ASEC編「Standing Up For Ourselves]1999
 
※注 「日本語訳については」生涯学習課において注釈として付けたため、適切に表現が出来ていないので、そのまま利用しないでください。
   
  参画は、「与える」ということと「受け取る」ということが複雑にからみ合い、そして相互依存関係で成り立っている。
   
 
>> この参画の車輪は、1996年に大人と子どもと、そして若者とが一緒に、ワークショップで創りあげた図です。

全てのものが関わりあっているという考え方に基づいている。
   
子どもたちと行う「アクション・リサーチ」
 
出典:ロジャー・ハート著「子どもの参画」 2002年発行 萌文社
 
>> 大切なのは、子どもたちの「やりたい気持ち」そして「アクションを通じた変化や成長」です。
   
 
  「問題の特定」・・・子どもが参画する企画の基礎。
  「分析」・・・子ども自身が分析。大人は助言や手伝い。
  「計画」・・・子ども達と一緒に達成できる活動を計画。
  「行動」・・・話し合いで障害を克服し、やり通す。
  「評価と反省」・・・子ども達が話し合いにより評価
  「プロジェクトの成功による終了/計画の練り直しまたは新しい問題の特定」
   ・・・評価と反省により、異なる計画新たな問題に出会う。
   
「ビックバンの事例」
  大阪府立大型児童館ビックバン
※元ビックバン総合プロデューサー 大月ヒロ子さん
   
  『参加の仕方や方法論は、それぞれの現場で違い、参加者がそれを生み出す主体となるべきであり、現場の数だけいろんな実践があり、参加の形があっていい。』(大月ヒロ子)
   
 
>> 「コドモのホンネ展」
 
館のスタッフの役割
 
舞台を整える
 
子どもの意見をビジュアル化
来易いスペースづくり
アンケート用紙づくり
発信者は「館側」
 
「参画のはしご」でいえば5,6のレベル。
 
大人がしかけ、子どもと一緒に決定する。
子どもの参加の段階はバラツキがある。
   
>> 「服作りのワークショップ」
 
大人の役割
 
材料の提供
技術の提供
場所の提供
子どもの参加
 

「参画のはしご」でいえば5,6,7,8のレベル。

 
自分のアイデアを絵にする
実際に縫う
着てみる
   
>> 「キッズマーケット」
(子どもが子どものために行う、子どもによるフリーマーケット)
 
発信者は「館側」
 

ある程度の予告。場所の提供。

 
催し物の広告
サポート体制の確立
子どもの参加
 

「参画のはしご」でいえば6,7,8のレベル。

   
「世田谷子ども商店街」の事例
  ※ファシリテーター 嵯峨創平さん
   
 
>> 「子どもと商店街」
 
1999年〜:(東京)世田谷区の羽根木プレイパークで実施。すでに10数回実施。
 
発信(きっかけ)はプレイパーク(リーダー)
きまり(規則)、ものづくり、参加・報告書作成まで全て子どもたちが運営
   
>> プレイリーダーの感想
 
「子ども商店街」のきっかけづくりはプレイリーダー
 
時間を忘れてあそんでほしい
「一緒につくる」感覚
子どもたちを「信じられる」ようになった。
「子ども商店街」をつくったのは、参加した子(ひとりひとり)
 
子どもたちの試行錯誤
たくさんの「本気」との出会い
「やりたいことの発見」が子どもたちを強くする

   


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