〜 第3回 〜

(平成15年2月8日、於 保健福祉センター大会議室)

テーマ
   
   
  「こどもの夢をはぐくむ施設のあり方を考える!」
   
 
目 的
   
   
  「子どもの夢を育む施設の活動内容・運営方法に関する検討」
   
 
参加者
   
52

[内訳] 市民参加者 36 (女27名、男8名)
  市関係者 11  
  事務局 5  
  ファシリテーター:進行役
インフォーマント:話題提供者
マネージャーほか
   
タイムテーブル
   
12:45
受付開始
13:05
ワークショップ開始
 
1、2回のふりかえり
第3回のやること紹介
13:10
コミュニケーション・ゲーム
 
2つのチームでボール送りゲーム
13:35
大月さん小講義(1)
 
「空間にプログラムを落とし込む」
14:50
「子どもの夢をサポートする施設・プログラムの活用方法とは?」
 
グループで夢をサポートするプログラムを考える
   
  (随時休憩)
   
15:00

グループワークの発表!

16:35
総合討論
 
「子どもの夢をサポートする施設のあり方?大人の役割とは?」
16:30
大月さん小講義(2)
 
「施設ボランティア さまざまな参加深度?活動タイプの事例紹介」
17:05
ワークショップ終了
  振り返りの感想シートに記入
   
第3回ワークショップのねらい!
   
 
 1、2回のワークショップで感じたことを根底に、子どもの夢を育む施設としての活動を
実際にプランニングし、この施設がどんな事をする施設なのかということを体験し、
活動において考えなければならないこと、様々なハードル・・・、これからの問題点など、
いろいろなことを確認することを目的として行います。
 この施設が、何を大切に考えていく施設なのか、そしてこの施設の目的を果たすためには、
それを支える市民の方々の力が必要、今回は参加者(市民と行政)の全員でそのことを
感じることが出来れば成功です。
   
内 容
   
 
STEP1
「大月さんの小講義(1)」
  ※大月ヒロ子さん(元ビックバン総合プロデューサー)
 

「空間にプログラムを落とし込む」

大阪府立大型児童館ビックバン(参考)
 
所在地 大阪府堺市   敷地面積 約98,000m2
建築面積 約4,423m2   延床面積 約10,234m2
階 数 本体 地上5階、地下1階        
開 館 平成11年6月        
館 長 松本零士(アニメ作家)        
   
 
>>  企画を立てるときに、どのような事に気をつけたら良いか考えてみたい。
 企画を考えるときには、建物全体での一貫したテーマやいくつかの柱となるコンセプトを持って企画を立て、各スペースがそれに連動して動くと、インパクトの強いものになる。
   
>> ビックバンの3つの柱
   
 
1. 日本と大阪の文化に徹底的にこだわるシリーズ
2. 科学の不思議や楽しさを体感するシリーズ
3. 心と身体を自由に遊ばせるシリーズ
  この柱に、年度ごとに落とし込みをして、それから細かい企画をつくる
   
 
重要なのは、ハードがなければ上手く出来ないワケではない。
ソフトがきちんとしていて、人がいれば、物事は動くし良いプログラムは作れる。
「ハードはそろっていれば、それに越したことはない」と言うくらいに思っていたほうがいい。
   
>>  企画を組み立てるときに、チェックをしておかなければいけない事。
   
 
施設面
 
人の流れ   スタッフの立ち位置   チケットの販売
バックヤード   待つ場所   表示の場所
ディスプレイ方法   安全性   避難経路
   
その他
 
準備に関するタイムスケジュールを用意する
実施時のタイムスケジュールを用意する
協力、連携先とのスケジュール調整
他のどんな企画と連携できるか

PR先 等

 

   
STEP2

「子どもの夢をサポートする 施設・プログラムの活用方法とは?

 
>>

 6組の市民/行政チームとプランナーチームの計7チームに別れ「子どもの夢を支える」という難題解決に挑戦。
 子どもから聞き取った「今どきの子どもの夢・・・?」をどのようにサポートするかを話合った。

   
 
「こ」 「パン屋さん バレンタイン大作戦」
「パン屋さんになってみたい(7才)」という夢を支える
 
パンづくりを通して、作る喜び、役立つ喜び、仲間づくりの心を育てる活動
 
「ど」 「ロボットをつくろう!夏休み企画」
「将来は世界的なロボット博士になりたい(12才)」という夢を支える
 
ツアー開催。展示会。デザイン作り・製作。コンテスト。その他
 
「も」 「子どものためのファッションショー」
「ファッションデザイナーになりたい(10才)」という夢を支える
 
ファッションショーを通して、創造する楽しみ、作る喜び、着るうれしさを育む
 
「の」 「たまり場づくり計画」
「大人が立ち入れないたまり場が欲しい(14才)」という夢を支える
 
運営委員会の設立。大学生ボランティア。中高生対象。施設全体を活用。「たまり場」の定義。
 
「ゆ」 「福島市に動物園をつくる」
「この町に動物園があったらいいのに〜創れないかな(11才)」という夢を支える
 
移動動物園。サマースクール。館内施設を活用(映像、疑似環境体感)。情報収集(マップ化)
 
「め」 「めざせ、一国一城の主!!」
「お店を経営するための勉強がしたい(15才)」という夢を支える
 
全コース中学生対象。キャッチコピー。グループワーク。イメージ(模型)。市場調査。先輩に聞く(情報収集)
   

   
STEP3
「大月さんの小講義(2)」
 
「施設ボランティア さまざまの参加深度・・・活動タイプ別事例紹介」
   
 
>> 施設には「人」がいないと上手く回らない。その人たちがスムーズに動ける仕組みをつくって行かなければならない。
>> 重要なのは「コミュニケーション」です。
 
ボランティア同士や館の人
ボランティアをまとめられるコーディネーター(常勤)
月1回のリーダー会議(意見交換)
>>

ビックバンでは有償ボランティアと無償ボランティアとが仕事を明確に分け募集し活動している。

>> ビックバンは企業や団体、協会や個人が、物の提供、ノウハウの提供、寄付などと、参加の形態はまちまちであるが、参加できるようになっている。
   
 
ボランティアで市民が支えて施設を運営する。
とても「美しい言葉」であるが、それぞれに「責任」がかかってきてとても大変な仕事。
ビックバン型の良い部分は取り入れ活動する人たちが意見を出し合い新たなシステムを作っていくことが重要。
   

   
STEP4
「総合討論会(主な意見)」
 
発案した子どもは、企画にどのように関わるのか?
参加した子ども達は、どのように企画に関わるのか?
   
 
>> 「大人の立ち入れない、たまり場が欲しい」
 
主体は「子ども」。
大人は最後にアドバイスする程度が良い。
>> 「動物園が欲しい」
 
子ども達が福島を探検、情報を持ち寄る。
大人が作った動物園でない、「自分達の動物園をつくる」ところが良い。
>>

「たまり場が欲しい」

 
どうしてこう言ったのか、もっとその子と話したい。
日頃からそういう声を聞ける場があれば良い。
   
活動のテーマが施設とどう関わっていくか?
ハードについて何を話しあったか。
   
 
>> 「公共施設では売買などに制約がある」
 
(館内だけで通用する)夢通貨。
>> 「子どもは集まるのか」
 
子どもは集まるのか?ボランティアは集まるのか?
市内に得意分野の「人の連携」をつくる。
>>

「市の施設での飲食は制限を受ける」

 
部屋の使用状況が問題
>>

「プロからしっかり学びたい」

 
行政からの費用援助があるのか?
>>

「ワークショップでの企画は本当に生きるのか?」

 
施設で本当にできるの。参考意見なの?
何を問題視、何を解決するの?
>>

「(今回の)ワークショップで出たアイデアは施設設計にどう生かしてゆくの?」

 
運営責任者がどのようにくみ上げ、受け止めるの。
   
どうしたら、いろんな人に関わってもらえるか?
関わる市民とどうすれば関わりやすいか?
   
 
>> 「運営当局とボランティアの関係が上手くいかない」
 

運営の協議会の団体も固定される。本当に多くの市民に関わってもらえるか、どう構築するかが課題。

>> 「子どもの声を反映できるか」
>>

「全ての企画に子どもが関わる。市民が参加することは理想」

 
初めは年何回か企画してみる。単発の企画をまずはやってみる。
特定のグループ、組織に頼ると、以外の人が関われなくなる。
>>

「一般によびかけて募集することが理想」

 
最初は、施設と子どもが方針を検討。それから必要な人材を募集。
運営側、子どもの声が伝わり、賛同する人が集まってくるのが良い。
>>

「ワークショップ自体がセレモニーではないのか?」

 
意見はどれだけ生かされた?無視された?
何のためのワークショップなのか?
 
従来の行政のやり方は、代表者だけの意見を聞いて行政だけで決める手法。
この施設ではできるだけ市民の意見をいただき進めたい。
今回のワークショップが100%満足のいくものとは思っていない。
いただいた意見から行政の課題が見えてきた。
 
ボランティア運営に市はどの程度助成すべきか?
公共施設内での飲食・・・?
物品販売の展開は? など
施設の核心部分を市民の方にお願いするのは行政として申し訳ない。
これを出発点に良い物にまとめ上げて行くため市民と行政が、悩みながら一緒に進めたい。
今、みなさんが悩んでいる事を簡単に結論づけずに、今後に、そしてオープンに結びつけていただきたい。
   
   
14年度ワークショップを終えて!更なる未来に!
   
 

財政が厳しい中で建設するこの福島の施設は、本物の施設をつくって行きたいと考えています。では、この本物の施設とはなんなのか。単なるアミューズメント施設でいいのか、一点豪華主義で人が集まればいいのか、福島市はそれで満足なのか。それが今回みなさんに悩んでいただいている部分であるかと思います。決してこれは、行政がやればいい、担当者一人がやればいいというものではありません。行政は担当がどんどん変わってしまいます。これでは良い施設はできません。本当に市民が関わって、市民の心が残り繋がっていく施設でなければなりません。
今回のこの様なワークショップが、これで本当に市民参加になるのかという疑問をもちながらも、今までの行政手法からすれば、かなり前進していると思っています。
そういう中で、17年度のオープンには市民との協働で作り上げた、本物の施設になっているかどうか、本当に市民の意見が生かされている施設になっているかどうかは、これからのみなさんの意見であり、目であり、やり方だと思います。ぜひ行政をひっぱっていってください。

   
  ◆ワークショップ終了にあたり教育部長のあいさつより(抜粋)◆


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